【技の歴史】ウル4からスト5で消えた技たち まとめてみた 【画像付】
技が削除されてしまった…
ストリートファイター5では、新たな要素として「Vシステム」が追加され、スト5の看板となっています。しかしその一方で、ストリートファイター4の時代から削除されてしまった技も存在しています。
今回はその技たちとともに、少し昔を振り返ってみたいと思います。ただしシステム上、通常技の遠近やウルコン、セービングアタックはどうしようもないので省くことにしています。主に必殺技や特殊技と考えてください。
2020/9/25 画像を追加しました
- 技が削除されてしまった…
- 消えてしまった技たち
消えてしまった技たち
リュウ
灼熱波動拳(EX波動拳)
スト4ではいわゆる「灼熱」として使われてきたEX波動拳ですが、スト5ではただの波動拳の二段分になってしまいました。リュウだけが予備動作なしで使える強化された波動拳という感じでとてもかっこよかったのですが、残念です。
春麗
金的蹴→天空脚→天翔脚
男にとっては地獄のような技が消えました。天空脚はスト5に残っているものの、対空の一種になり、このコンボの流れとしてはなくなってしまいました。一方、キャミィの強化版キャノンスパイクが天翔脚みたいな感じになりました。
後方回転脚
通称「春サマー」。昔はサマーソルトキックをもじって「夏塩蹴」と呼ばれていたとか。
ベガ
ベガワープ
かつてはベガ様もダルシムよろしくワープできました。スト5では前ステやVスキルⅡあたりがワープっぽいですね。
ザンギエフ
バニシングフラット
ザンギエフが苦手な飛び道具を何とかしようと会得した技も、スト5では消えました。やっぱり「気」を使うのはプロレスラー的になしだったのでしょうか。
クイックダブルラリアット
KKKで出せた速いダブラリもなくなりました。手加減した技を出すことがプロレスラー的に許せなかったのかもしれません。
アトミックスープレックス&フライングパワーボム
スト4では距離によって違う技が出ていた一回転Kですが、スト5ではシベリアンエクスプレスが半回転Kで出るようになり引退です。相手の状況によって技を変えるという一貫性のなさが、プロレスラー的にはあり得なかったのかもしれません。
ダルシム
ヨガブラスト
上に向かって打つヨガフレイム。スト5ではヨガファイヤーが上に向かって出るようになり、面影は残っているようです。
ドリル頭突き
ドリルキックを上下逆にするもの。よく考えたら技としてはまるかぶりでした。
ヨガタワー
片足立ちをしてその足を延ばし、飛び道具を避ける技。スト5ではついに空中に浮けるようになった(ヨガフロート)ので不要になりました。
ガイル
シェイズオブグローリー
サングラスをかけるやつ。どう見ても挑発だからか、あるいは最初からかけているコスがあるからか、スト5ではなくなってしまいました。
いぶき
旋(つむじ)
「りゃっ!りゃっ!」とリーチの長い蹴りを連続で繰り出す必殺技、追加入力で下段技につながりました。いぶきの技だったが、知らん間に武神流の師範に盗まれ…
築地越え(ついじごえ)
昇竜コマンドで、前方宙返りをかまして相手を跳び越す技。おそらく、あんまり使い道がなくて使わなくなってしまったのではないでしょうか。
飛燕
裏昇竜Kで相手に飛び込んでいく中段技、要するに百貫みたいなもの。頭砕きが優秀だったのでおそらく使わなくなっちゃったのでしょう。
巻き蹴り&裏巻き蹴り
地味なので画像はなしで。
前小Kと後ろ中K、コンボパーツとして使いましたが、コンボを簡単にする意図があったのかスト5からは消えてしまいました。
バイソン
ダッシュアッパー
後ろためからの前K、通称ダッパ。EX版を用いたループが有名でした。確かにこれは目押しのないスト5では強すぎたかもしれないとバイソンも考えたのかも。
バッファローヘッド
ためからの上P、通称ぐへへ。サマーソルトキックと並ぶ対空技であり、ノーゲージからウルコン1がつながる凶悪性能でした。厳密にいえばVリバーサルとして生きてはいますが、あれでは死んだようなものだと思います。個人的には、最も消えてはいけなかった技です。
ジュリ
疾空閃→二の閃→三の閃
ジュリ版の天魔空刃脚、そこからKで派生していく技。別に残っていてもいいとは思うのですが、あの性格ですから、セスと同じような空刃は使いたくなかったのかもしれません。まあ、セスも空刃をやめたのですが…
化殺視
当て身技、攻撃を受け止めた後高速で前後上のどこかに移動する。あんまり使われなくて忘れてしまったのでしょうか。
豪鬼
あれ、減ってなくね、むしろ増えてばっかじゃね?
コーディー
バッドストーン
石を拾って投げる技。拾わなくても弾が出せることに気づいた市長には不要になったらしいです。
クリミナルアッパー
これを使って弾撃ちができるように、市長は成長しました。今ではCAに名残があります。というか、まんまです。
サガット
フェイクキック
ハイキック(立ち大K)のふりをする技、帝王に姑息な技は不要であったようです。無駄に出すの大変だし。
影ナル者 (比較対象は殺意の波動に目覚めたリュウ)
波動拳
同じ技名の必殺技は存在しますが、あれは別物です。飛べ、波動拳。
竜巻旋風脚
スト5では空礫刃が代用になりますが、はっきり言って竜巻のほうが強いです。弾抜けもできなくなりました。豪鬼のように小竜巻で何でもいけちゃダメなんですか?
旋武脚
空礫刃のような感じで一回転しながら蹴る技。これから竜巻にキャンセルすることもできたり、移動瞬獄殺に使ったりできる技でしたが、あえなくなくなりました。
E.本田(エドモンド本田)
四股踏み
スト5では同じモーションの技が「力足」と改名されまして、中段ではなくなりました。中段は百貫だけで十分と、大関は判断されたのでしょう。
ポイズン
これはもう別キャラと言っていいんじゃないか?
ウィップオブラブ
追加入力系の三段技。別に中国拳法だけができるわけではないことを示しました。長い鞭に持ち替えて、できなくなったのでしょうか。
キスバイゴッデス
逆立ちきりもみ対空技。長い鞭を持ったままでは難しいと判断したらしいです。弾も捨ててしまったことですし。
エオルスエッジ
ピンク色の弾を発射する飛び道具技。弾を捨てるキャラって聞いたことありませんが、あっ、「たま」を捨てるってそういうこと…
エルボードロップ
3rdにおけるリープ技、コンボにつながる空中判定の中段というかなりの高性能技でした。さすがにスト5では強すぎて、集めた観客が冷めてしまう不安があったのかもしれません。
セス
さすがに変更点だらけなので割愛します。というか「セスの技」ってあんまりありません。
まとめ
こうしてみるとスト4からスト5で消えた技は意外とあって、一癖も二癖もあったり、あるいは目的がよくわからなかったり、面白い技が多かったように感じます。一方でザンギエフやバイソンのように長年使ってきた重要な技を削除されてしまったキャラもいます。ザンギエフはVシステムの恩恵がそれをカバーしているような気もしますが、バイソンはちょっとキャラ自体が変わってしまった感があります。
新しい技は面白いので確かに重要ですが、こうして消えていった技を振り返ってみるのもいかがでしょうか。
以上です。